受け取り方法


 

年金額について説明していきましたが、その後、障害年金を受給するには、ご本人名義の銀行口座を用意しなければなりません。障害年金だけでなく、老齢年金等の年金の受給権は、たとえ、親族であっても、譲ることはできません。娘さん息子さんでもあっても、他人名義の銀行口座を指定することができませんので、必ず、ご本人名義の銀行口座を用意しておきましょう。但し、受給者に後見人がおり、ご本人名義の銀行口座に、後見人の方のお名前が記載されている場合には、その銀行口座を指定することができます。ちなみに、年金を受け取る金融機関には、大手、地方等の銀行をはじめ、信用金庫、信用組合、農協、漁協、ゆうちょ等、ネット銀行では、楽天銀行、ソニー銀行、イオン銀行、住信SBIネット銀行のみ、指定することができます。

通帳また、障害年金を現金で受け取りたい場合に関してですが、2つ注意があります。一つ目は、前もって、日本年金機構への申し込みが必要になることです。二つ目は、現金を受け取る窓口は、ご本人が指定するゆうちょ銀行の窓口のみとなっているため、そのゆうちょ銀行が営業している時間内での受け取りとなることです。この場合、日本年金機構から届く送金通知書を持参しなければなりません。万が一、紛失した場合には、再交付の手続きを行わなければならないため、受け取るまでに、更に、1か月ほど待たなくてはなりません。

年金額について


金額日本年金機構によれば、年金額は、障害1級の場合は779,300円に1.25をかけたもの、お子さまがいらっしゃる方は、その金額に、お子さまの分を加算した金額になり、障害2級の場合には779,300円に、お子さまの分を加算した金額になります。ちなみに、お子さまの加算額は、第1子、第2子の場合は各224,300円、第3子以降はそれぞれ74,800円が加算されることになります。

ですが、すべてのお子さまが加算対象ではありません。加算の対象となるのは、18歳に到達する年度の末日を経過していないお子さまに限られており、到達年度の末日である3月31日に18歳を過ぎている場合には、加算の対象にはなりません。

障害年金の請求は、あなたが今お住いの住所地のある市区町村役場に出向き、手続きを行います。但し、初診日に、国民年金第3号被保険者の方が請求される場合には、お住いの近くにある年金事務所になりますので、ご注意ください。ちなみに、国民年金第3号被保険者とは、ご主人さまが厚生年金保険に加入する会社員、または、共済組合に加入する公務員等である第2号被保険者に扶養されている配偶者のことを言います。この場合の配偶者は、20歳以上60歳未満の方が対象となっております。自営業の方、学生の方々は国民年金第1号被保険者になります。

審査について


スケジュール障害年金の請求は、様々な要件をすべて満たしていることが大前提となりますが、受給できる資格が発生するのは、初診日より1年6か月後の障害認定日と定められた日からになります。この障害認定日を過ぎていなければ、どんなに苦しい日々をおくる方であっても、請求することはできません。

ちなみに、国民年金に加入している方が請求する障害基礎年金には、1級2級の2種類しかありませんが、会社員等が加入している障害厚生年金には、1級2級だけでなく、3級まで請求できるようになっております。このことから、障害厚生年金の審査は厳しく、請求から受理されるまでの期間に関しても、障害基礎年金よりも、1か月から2か月程長くかかる場合があり、3か月から6か月ほどの時間が必要になると言われております。

審査が終わると、日本年金機構から、年金証書、もしくは、不支給通知書が郵送されてきます。不支給通知書には、不支給となった理由が書かれている不支給決定通知書が同封されており、請求者にその理由が分かるようになっております。決定に不服がある場合は、審査請求として、不服の申し立てを行うことができますが、申し立てを行うには、期限がありますので、期限内に提出しなければなりません。

障害年金の提出書類


診察障害年金の等級には、1級、2級、3級があり、それらの等級とは別に、障害手当金があります。以前、厚生労働省が発表した調査によると、受給している方は約194万人になり、20歳以上65歳未満の障害がある方の人数は約323万人、この数字を見ても分かるように、すべての方が受給できているわけではありません。ちなみに、障害手当金とは、初めて医療機関に行き、診察、治療を受けた初診日に、厚生年金に加入していることが条件となっており、要件を満たした方のみに支給される手当金になります。

障害年金の受給には、様々な書類を作成し、提出しなければなりません。まず診断書になりますが、このとき注意しなければならないのが、その診断書が適切な診断書なのかどうかです。実際はほとんど歩けないのに「歩行可能」となっていたり、家族支援なしでは生活できない状態なのに「日常生活自立」となっていたりする場合があります。障害年金の審査は書類のみの審査ですので、診断書は適切な内容で用意しましょう。(参考:適切な診断書-白石社会保険労務士事務所

病気によっては、レントゲンを用意する必要があります。そして、病歴、就労状況等申立書、受診状況等証明書、年金裁定請求書、年金手帳、被保険者証、3か月以内に発行された戸籍謄本、年金を受給されている方は年金証書、ご自身の通帳のコピー、どなたかに委任される場合には委任状等の書類が必要になります。

また、ご自身が結婚されており、配偶者の方、お子さまがいらっしゃる場合には、3か月以内に発行された世帯全員の住民票、配偶者の方の所得証明書、年金手帳、及び、被保険者証、お子さまが学生であれば、学生証も必要になります。世帯の中に障害を持つお子さまがいらっしゃる場合には、そのお子さまの診断書を、配偶者の方が年金を受給されている場合には、その方の年金証書も必要になります。提出する書類に不備があれば、再び、作成し提出しなければなりません。十分に確認した上で、提出されることをおすすめします。